UV/EB関連情報(12月度’01)
- 帝国インキ製造は、耐擦性の向上に加え水性ペンや水性ボールペン使った筆記受理の乾燥性もアップさせた紫外線硬化型の筆記受理インキを製品化した。商品名は、「UV SP筆記用インキ」。
(化工日12/3)
- 東レは、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルの層間絶縁膜に最適な厚膜対応のポジ型感光性PI(ポリイミド)コーティング剤を開発した。
(化工日12/13)
- 米国の光造形樹脂・同システムメーカー、3Dシステムズは、CADデータを利用した立体モデル光造形向け統合ソリューション事業で、3Dフォトグラフィー・ソフトメーカーのレインドロップ・ジオマティックと提携した。
(化工日12/17)
- 三菱レイヨンは、最先端の光源ArFエキシマレーザに対応した半導体製造用フォトレジスト向けポリマを開発した。高い解像度と耐性を両立させた。
(日経産業12/26)
- 帝人製機の子会社シーメットは、光造形システム用でアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂に近い物性を持つ新規の液状光硬化性樹脂の開発にめどを得た。
(化工日12/28)
UV/EB関連情報(11月度’01)
- 関西ペイントは、すでに発売している1液型の光硬化パテに新たに1液型の光硬化プラサフ「OPTサーフェーサー」と1液型ウレタンクリア「レタンPGマルチワンパッククリアー」を開発、2002年からオール1液型の自動車補修塗装システムとして本格販売する。
(日刊工業11/6)
- 十條ケミカルは、組成中に有機溶剤成分を含まずVOCフリーを実現したUV硬化型感圧接着剤の開発にめどをつけた。
(化工日10/16)
- 新日鉄化学は、ネガフィルムタイプの永久フォトレジストを開発した。液晶カラーフィルター用インキで実績があるカルド樹脂をベースにしている。
(化工日11/12)
- UCBは、中国・上海に建設していたアクリレートモノマーの新工場を竣工した。単一工場としては世界最大となる年産1万5千トンの能力を有する。
(化工日11/14)
- 日新電機は、EB照射による郵便物殺菌システムの販売に乗り出す。各国の郵便局から問い合わせがきている。
(化工日11/15)
- 東京精密などは、EBを使った次世代ステッパーの試作機を開発した。現行の半分の線幅0.07マイクロメートルの回路を形成する。2003年に実用化予定。
(日経産業11/20)
- UV/EB硬化技術の最新動向(角岡正弘大阪府立大学教授)
(化工日11/20)
- 日本記録メディア工業会は、2002年世界需要予測を発表した。データ用CD-Rは2001年比28%増の60億9千万枚、記録型DVDは同303%増の6千5百72万枚と予測している。フロッピーディスクは同16%減と予測。
(化工日11/29)
UV/EB関連情報(10月度’01)
- 松下電器産業は、現在のDVDの10倍以上である50ギガバイトの記録容量を持つ次世代書き換え型光ディスクの開発に成功した。
(日刊工業10/3)
- 東京応化工業は、米デュポン社と次世代半導体製造用フォトレジストを共同開発する。回路線幅が70ナノメートルを実現するふっ化ダイマ(F2)エキシマレーザ対応目標。
(日刊工業10/4)
- 理化学研究所は、サントリー基礎研究所と共同で、重イオンビーム(重粒子)照射による品種改良技術(育種法)を用いて、花持ちのよい園芸用バーベナを開発した。
(化工日10/9)
- チバ・スペシャルティ・ケミカルズは、紫外線吸収剤との組み合わせ使用が可能な、不飽和樹脂向けの光重合開始剤「チバイルガキュア819DW」を開発した。水分散系ポリウレタン(PUD)ベースの透明塗料を太陽光で硬化できるなどの応用が可能。
(化工日10/16)
- 日本ペイントは、可視光線硬化型の新樹脂を開発、自動車補修用パテ「nax可視光パテ240」を発売した。硬化時間は2〜3分。
(化工日10/18)
- オムロンは、液晶表示装置(LCD)のカラーフィルターの表面に張り付けたレジスト(感光樹脂)の膜厚検査装置を開発した。全数検査が簡単にできる。
(日経産業10/22)
- ウシオ電機は、小型・低価格の電子線照射装置を開発した。電子線の照射管と電源を一体化しユニットとしたもの。
(日経産業10/24)
- 日本化成では、無溶剤型のUV硬化樹脂で低透湿性を大巾に向上させたグレードを開発、ITメーカーに採用された。
(化工日10/25)
- 大日本印刷は、電子ビームを使う次世代ステッパー用フォトマスクで、線幅0.08マイクロメートルの回路を作ることに成功した。ウェハー基板に露光する際にはレンズで縮小するため、線幅0.02マイクロメートルの回路を形成できることになる。
(日経産業10/26)
- 帝国インキ製造は、−15℃といった低温環境下でも粘着力低下を起こさず、優れた硬化特性や高速印刷性を併せ持つフレキソ・スクリーン印刷向けのUV硬化型粘着剤を開発した。
(化工日10/31)
UV/EB関連情報(9月度’01)
- 丸善石油化学は、フォトレジスト用ベースポリマー「マルカリンカー」の供給能力を従来比2倍の年100トン強に引き上げる。現在、設備建設に入っており、年内に完成させる。
(化工日9/3)
- JSRは、ベルギーに半導体フォトレジストの新工場を建設する。2003年稼働予定。
KrFレーザ対応のエキシマレジストを生産する。
(日経産業9/12)
- 東洋インキ製造とウシオ電機は、印刷インキの硬化などに使うEB照射装置の大幅な小型化を実現した。
(日刊工業9/13)
- NOKは、多層フレキシブル配線板「フレックスボード」(FB)に、新たにコアと二段ビルドアップ層構造を持った多層フレキシブルビルドアップ配線板(FBB)を開発し、全額出資子会社の日本メクトロンで量産に着手した。
(化工日9/14)
- 科学技術振興事業団(JST)は、昭和電線電らん、旭硝子と共同で、初めて深紫外(DUV)用光ファイバーの開発に成功した。193ナノメートルのふっ化アルゴンレーザを1メートル当たり60%の高透過率で通す。
(日刊工業9/18)
UV/EB関連情報(8月度’01)
- 光技術関連のメーカーでつくる光産業技術振興協会は、フェムト秒レーザーを使った微細加工の研究開発を進める「フェムト秒超加工研究会(代表幹事・増原宏大阪大学教授)」を発足した。
(日経産業8/6)
- 松下電工は、ふっ素塗装床材の高速製造技術を確立、専用ラインを設置して量産に乗り出した。ライン化のネックになっていた乾燥性の悪さをUVによる硬化システムを採用することで解決した。
(化工日8/8)
- 京都大学の野田進教授らとミノルタは、フォトニック結晶を光の制御に用いた画期的な半導体レーザーを開発した。8/10発行の米科学誌「サイエンス」に内容記事が掲載される。
(日刊工業8/10)
- 日本原子力研究所は、放射線の安全活用に欠かせない放射線データファイルを経済協力開発機構原子力機関(OECD・NEA)などを通じ、世界の利用者に公開した。公開するデータは、約1037核種の崩壊データなど。
(日刊工業8/23)
UV/EB関連情報(7月度’01)
-
日立マクセルと三菱化学および同社全額出資の三菱化学メディアは、次世代光記録メディアの開発で提携に合意した。三菱化学は追記型光ディスクの色素などにノウハウがあり、日立マクセルは光磁気(MO)ディスク技術で業界をリードしている。
(化工日7/4)
-
松下マシンアンドビジョンは世界で初めて、接着対象物に最適なUV照射パターンに自動調整してくれるUV硬化装置の開発に成功した。「Aicure」(商品名)として販売する。
(化工日7/10)
-
日本電線工業会がまとめた2000年度の電線輸出実績によると、光ファイバーケーブルが1千123億6千5百万円(対前年度比39%増)、光ファイバー素線が779億6千8百万円(同97%増)と大幅に拡大した。
(化工日7/30)
UV/EB関連情報(6月度’01)
-
ティーアンドケイ東華は、主力の各種UV硬化型インキ製品の海外展開を強化する。サウジアラビア合弁会社は2001年9月に本格スタートする予定。
(化工日6/5)
-
昭和電工は、フレキシブルプリント基板(FPC)の被覆材料として使うドライフィルムソルダーマスクを日本ポリテックと共同開発した。生産性が大幅に向上する。感光性樹脂は昭和電工が独自に開発した。
(化工日6/5)
-
オーク製作所は、米国ボールセミコンダクター社からマスクレス露光技術の供与とともにディフォーマブル・ミラー・デバイス(DMD)の供与を受ける。同DMDを光学系に組み込み、紫外線で露光する方式のプリント基板用マスクレス露光装置を開発する。
(日刊工業6/7)
-
電線大手4社(住友電気、古河電気、日立電線、フジクラ)は、今年度光ファイバーケーブルを大幅増産する。4社合計の設備投資額は、前年度比1.8倍の高水準となる。
(日刊工業6/7)
-
クラボウは、環境浄化技術研究所と共同で放射線グラフト重合技術を応用した消臭素材「コスモシャワー」(商品名)を開発した。2001年9月から販売を開始する。
(化工日6/7)
-
物質・材料研究機構物質研究所は、ダイヤモンドの薄膜を使っ紫外光を放つ発光ダイオード(LED)を開発した。
(日経産業6/8)
-
シミズは、携帯電話などに使われている樹脂匡体に最適なUV硬化型電着塗料を開発した。カチオンタイプの「エレコートUC2000」およびアニオンタイプの「エレコートUA51」の2種類。
(化工日6/13)
-
互応化学工業は、ファインピッチ対応の基板用レジスト新製品を相次ぎ市場投入する。線幅サイズで従来の約半分、ライン/スペース(L/S)6マイクロメートルを実現する超高解像度のパターンレジストなどを開発した。
(化工日6/22)
-
大阪市立工業研究所は、大阪科学技術センター(先端光ファクトリー)との共同研究で、光学素子作製用のポジ型電子線レジストを開発した。
(日刊工業6/22)
UV/EB関連情報(5月度’01)
-
東京都立大学(広瀬教授)、高エネルギー加速研究機構(KEK)(浦川助教授)、早稲田大学(鷲尾教授)の共同チームは、電子線パルスとレーザーパルスを正面衝突させ、世界最高輝度の高エネルギーガンマ線生成に成功した。
(日刊工業5/8)
-
太陽インキは、フレキシブル回路基板(FPC)やチップオンフィルム(COF)などで使われているカバーレイフィルム(CRF)代替となる高精細現像型ソルダーレジストインキおよびドライフィルムの二種を開発、マザーボード全般や薄型フィルム回路基板の保護・絶縁用途に本格販売を始めた。
(化工日5/9)
- 特集「UV・EBキュアリング」、東京理科大学総合研究所市村教授によるトピックス。
(化工日5/11)
-
ソニーは、次世代のリソグラフィー技術のLEEPL(低エネルギー電子ビーム・プロキシミティ・プロジェクション・リソグラフィー)の実用化に向け今秋、評価用の装置を半導体開発部門に導入するとともに、この技術を共同で推進中の東京精密およびリープルを中核に、民間コンソーシアムの設立に向け動きだした。
(化工日5/14)
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東京大学の相田教授らは、樹状に枝分かれしたデンドリマーというユニークな構造を持つマルチポルフィリンアレイの合成に成功した。光デバイス用途などに期待される。
(化工日5/14)
-
荒川化学工業は、小名浜工場(福島県)の設備を強化、年間で光硬化型樹脂1000t、水性ポリウレタン樹脂2000tの生産体制を構築する。今秋稼働予定。
(日刊工業5/25)
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日本電線工業会がまとめた2000年度の電線出荷実績によると、光ファイバー・ケーブル・コードの出荷額は1千665億85百万円で前年度比28.2%増となった。
(化工日5/28)
UV/EB関連情報(4月度’01)
-
NECは、10年後に普及するとみられるゲート長10ナノメートルの超微細半導体プロセスを実現するEB対応レジストをトクヤマと共同開発する。すでに、このEBプロセスを適応可能な、独自構造のMOS・FET(電界効果トランジスタ)を開発し、ゲート長8ナノメートルの試作に成功している。
(化工日4/3)
- 日立製作所は、半導体の製造工程でステッパーを使って形成した回路線幅を3分の1程度に微細化する「スリミング」装置を開発した。回路パターン状に焼き付けたフォトレジストを化学反応で細くする技術で、0.13マイクロメートルのステッパーと組み合わせれば0.05マイクロメートルまで微細化できる。
(日経産業4/6)
- 日本ゼオンは、有機EL向けレジスト事業に注力する。EBレジストやLCD用レジストをすでに展開しているが、有機EL向製品は逆テーパー形状ができる隔壁用レジストや下地用レジストを揃え、サンプル出荷数を拡大している。
(化工日4/9)
-
太陽インキ製造では、建設を進めてきたプリント基板用レジストインキの大型増産新工場(埼玉県比企郡)が完成した。年間5千トンの生産からスタートする。
(化工日4/10)
-
東洋インキ製造は、子会社のマツイカガクとUVなど活性光線硬化型(RC)の印刷インキの専門部隊、RC事業部を各々設置し、同部が一体となって事業を行う。RC事業部の発足に伴いUVと酸化重合による通常の油性インキとのハイブリッドなど4点の新商品を発売する。
(日刊工業4/11)
- 住友ベークライトは、低応力性と耐溶剤性に優れたWLP(ウエハーレベルパッケージ)など再配線用のポジ型感光性樹脂を開発した。
(化工日4/11)
- 東洋インキ製造は、DVDなどディスクメディアの透明保護コート・貼り合わせ用接着剤市場に新規参入する方針を固めた。
(化工日4/13)
- 太陽インキ製造は、コンタクト露光用ソルダーレジスト比で、10倍の超高感度化を実現したレーザーダイレクトイメージング用液状ソルダーレジストを開発するとともに、紫外線レーザーを使った直接描画用の各種レジスト市場に新規参入する。
(化工日4/17)
-
ノーテープ工業は、UV硬化型のアクリル系ホットメルト粘着剤「アクリメルトUV」(商品名)の市場開拓を一段と積極化する。
(化工日4/20)
UV/EB関連情報(3月度’01)
- 九州大学の入江教授らの研究グループは、光をあてるだけで伸び縮みする分子結晶(スチルベン誘導体)を発見した。
(日経産業3/2)
- 大阪有機化学工業は、皮膚への刺激が少ない低毒性の新規アクリル酸エステルモノマー(二量体であるダイマー酸ベース)の量産に乗り出す。
(化工日3/6)
- 大日本印刷は、現在主流の露光装置を使いながら線幅0.1マイクロメートルという最先端の半導体回路を製造できるフォトマスク「交互配置型位相シフトマスク」の生産体制を整えた。
(日経産業3/7)
- 凸版印刷は、200億円を投じLCD向けカラーフィルターの製造工場を台湾に建設する。2002年6月から稼働予定。
(日経産業3/7)
- 東洋インキ製造は、カラーフィルター用レジストインキの新工場を建設する。2002年4月完成予定。完成後は年産1200tと、これまでの2倍になる。
(化工日3/9)
- 米インテル社は、EUV(極紫外線)露光技術に対応したフォトマスク(回路原版)を開発した。
(化工日3/13)
- NBC工業は、有機EL表示装置の陰極製造工程で使う微細な繊維製マスクを開発した。フォトレジストの工程が不要になる。
(日経産業3/14)
- スリーエムヘルスケアは、歯科用の高出力光源に対応可能な光重合器用ライトチェッカーを開発した。
(化工日3/15)
- 米IBM社とニコンは、極微細な回路を描けるEBステッパーの原型を試作した。2010年頃必要になるとされる線幅0.035マイクロメートルの描画能力を確認した。
(日経産業3/16)
- 大日本インキ化学工業では、DVDなど光ディスク用UV塗料の米国工場(ウィスコンシン州)が完成し、本格稼働に入る。年産能力は1000t/Y。
(日刊工業3/23)
- 関西ペイントは、液状レジストを塗布後に、膜厚10マイクロメートルの薄いドライフィルムへと変化する新しいポジ型転写レジストシステムを開発した。
(化工日3/27)
- 光造形メーカーの動き紹介。
(日経産業3/30)
UV/EB関連情報(2月度’01)
- 電子情報技術産業協会が発表した国内パソコン出荷実績によると、2000年は台数(本体)が前年比25%増の1155万4千台、金額が同11%増の2兆1052億円と、ともに過去最高を記録した。
(日刊工業2/6)
- 東京応化工業は、最先端の半導体製造用フォトレジストを増産する。2002年までに郡山工場を増設するほか、相模事業所で次世代レジストの試験生産に着手する。
(日経産業2/6)
- 大日本インキ化学工業は、印刷する際に、一般の油性インキと同じ印刷材料を使うことができるUVインキを開発した。開発したのは次世代型ハイブリッドインキ「ダイキュアハイブライト」(商品名)。
(日経産業2/7)
- 日本原子力研究所は、重い原子核の分裂をコンピューターでシミュレーションすることに成功した。研究は原研と米ロスアラモス国立研究所が共同で実施した。
(日経産業2/15)
- 旭硝子は、次々世代型半導体製造装置用の光源の有力候補とされるF2(フッ素ダイマー)エキシマレーザーに対応したフォトレジスト素材を開発した。
(日経産業2/16)
- 神奈川大学の西久保忠臣教授と亀山敦助教授は、紫外線で硬化し、接着性にも優れるオキセタン化合物の新しい製法を開発した。
(日経産業2/19)
- 日新ハイボルテージは、低エネルギー電子線を用いた穀物殺菌システムを開発した。穀物の極表面(50〜150マイクロメートル)のみを殺菌できる。
(日刊工業2/20)
UV/EB関連情報(1月度’01)
- 日本半導体製造装置協会(SEAJ)がまとめた2000年度の日本製装置の販売高は、半導体製造装置が1兆9546億円(対前年比72.9%増)、液晶パネル製造装置が2502億円(同62.4%増)となった。
(化工日1/9)
- ザ・インテックスは、紫外線硬化型(UV)インキと油性インキの特徴を併せ持つ枚葉印刷インキ「デュアルスター」を開発した。3月に発売する。
(日刊工業1/24)
- 日立化成工業は、2001年4月をめどに、多層プリント配線板用材料の生産能力を3割増強する(能力1080万平方メートル/年となる)。投資額は約30億円。
(日経産業1/25)
- 日本触媒は、半導体製造に使うフォトレジスト用材料分野に本格参入する。1月からフォトレジストの大手メーカーに納入を始めた。
(日経産業1/29)
- 電子情報技術産業協会(JEITA)は、DVDの2001年世界需要は、2千545万8千台(対前年比58.9%増)で2001年以降、年平均20%で伸び2005年に3千985万台に達すると予測している。
(化工日1/29)
UV/EB関連情報(12月度’00)
- TDKは、記録型DVDの生産能力を2001年、月60万枚へ増強する。日本記録メディア工業会の需要予測によると2001年の世界需要はDVD-RW/DVD-RAMがそれぞれ9百万枚計1千8百万枚(前年比4倍)とされている。
(化工日12/12)
- 住田光学ガラスは、紫外線(UV)を可視光に変換してUV光量を計測するUVセンサーの量産を行う。
(日刊工業12/13)
- 東芝と日本真空技術は、トランジスタの基本部分の製造コストを半減できるイオン注入装置を共同開発した。露光工程不要に。
(日経産業12/14)
UV/EB関連情報(11月度’00)
- T&K TOKA紹介「需要高まるUVインキ」
(日刊工業11/2)
- 住友ベーライトは、生産効率を改善した液晶表示装置(LCD)向けフォトレジスト材料のフェノール樹脂を開発した。
(日経産業11/6)
- 帝人精機は、NTTデータの子会社で光造形事業を手がけるNTTデータシーメットを買収する。
(日刊工業11/7)
- 住友重機械工業は、シンクロトロン放射光を用いた半導体回路の微細加工技術(X線リソグラフィー)で、線幅25ナノメートル以下の形成が可能な新規な露光方法を開発した。
(化工日11/9)
- 東京精密は、EBを用いた半導体回路の描画装置事業に参入する。線幅0.1〜0.05マイクロメートルの回路に対応。
(日刊工業11/17)
- UV/EBキュアリング特集(千葉大学工学部山岡亜夫教授)
(化工日11/24)
- 最新コンピュータケミストリー一覧
(化工日11/29、30)
- 日経マーケット・アクセス市場調査によると、2000年7〜9月のデスクトップ型PC用液晶モニタ世界生産台数は前年同期比45%増の205万台と急増、2001年の世界出荷台数は前年比98%増の1409万台と予測している。
(日経産業11/30)
UV/EB関連情報(10月度’00)
- 浜松ホトニクスは、DVDなどの製造に使うUV接着のためのスポット光源「ラトニングキュアLC5」2機種を発売する。従来の装置に比べ本体の大きさを2/3以下にし、業界最小とした。
(日刊工業10/6)
- オムロンは、UV硬化により、光学特性に優れたアクリル系超微粒子をランダムに含む三次元構造膜の製造技術を開発した。表示デバイス用材料向けに市場開拓を進める。
(化工日10/12)
- ノーテープ工業は、アクリル酸エステル共重合体を主成分にしたUV硬化型アクリルホットメルト粘着剤「アクリメルトUV」を開発、ラベルやテープ、食品、衛材、車両などの接着用途に販売を始めた。
(化工日10/17)
UV/EB関連情報(9月度’00)
- NECは、配線幅が0.13‐0.1マイクロメートルの次世代半導体の製造に使う新しいレジスト(感光樹脂)用感光剤を開発した。ふっ化アルゴンエキシマレーザーの光に対応する。
(日経産業9/13)
- 綜研化学は、UV重合によって水や有機溶剤を必要としないアクリルポリマーの新合成技術を開発した。プレポリマーの中にモノマーを分散させたシロップ状で、UV照射すると重合を開始する。
(化工日9/20)
- マテリアルサイエンスのパルス式照射キセノン紫外線ランプが、タイム・ワーナー社(米国)に全面採用された。用途はDVDの貼り合わせ工程用。
(化工日9/25)
- 東芝は、半導体素子となるゲートの幅が0.11マイクロメートルと世界最高レベルの集積度を持つ高性能ASIC(特定用途向けIC)を製品化する。
(日経産業9/26)
- 日立マクセルは、超精密ファインパターンの形成・複製技術を確立した。凹状または凸状ラインのパターンを最小線幅0.2マイクロメートルで精度±0.01マイクロメートルで形成する技術。
(化工日9/25)
UV/EB関連情報(8月度’00)
- UV/EB照射技術特集
(日刊工業8/3)
- フジクラは、光ファイバーの生産能力を2002年までに99年度対比で2倍に引き上げる。3年間で総額230〜240億円の投資を行う。
(日刊工業8/4)
- タックシステムは、強い粘着力を持ちながら、紫外線に当てるだけではがれるUV硬化性ポリエステル粘着テープを開発した。メッキマスキングに最適。
(日刊工業8/8)
- 日本原子力研究所高崎研究所は、電子線照射を活用し高強度・高耐熱性を備えた炭化ケイ素系セラミックス複合材料の作製に成功した。
(日刊工業8/9)
- 関西ペイントは、オプト・エレクトロニクス関連製品事業を強化する。光ファイバー用の紫外線硬化型コーティング材では、毎分1Kmの引き抜き速度でも瞬時に硬化する新製品を投入する。
(化工日8/10)
- 出光興産は、有機ELディスプレーのフルカラー化技術として独自のCCM(カラー・チェンジング・メディア)方式を提唱、販促を強化する。
(化工日8/11)
- 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)などがまとめた半導体製造装置市場予測によると、2000年の世界市場規模は前年比36.7%増の348億ドルに達する見通しである。
(日経産業8/21)
- 東京応化工業は、線幅が0.13マイクロメートル以下の超微細加工を実現するArFエキシマレーザ対応の高解像度フォトレジスト量産工場を郡山市に建設する。
(日刊工業8/23)
- 住友化学工業は、液晶ディスプレー用カラーフィルターに用いられる顔料分散レジストを子会社・東友ファインケム(韓国)の益山工場で生産する。
(化工日8/29)
UV/EB関連情報(7月度’00)
- 日本曹達は、半導体フォトレジスト用原料樹脂「VPポリマー」の本格展開を行う。「VPポリマー」は、アニオンリビング重合によって製造されるKrFエキシマレーザー対応の感光性樹脂。
(化工日7/6)
- ダイセル・ユーシービーは、UCBが開発した、従来比で約5分の1の硬化時間短縮が可能な紫外線硬化型パウダー用ポリエステル樹脂(5グレード)の輸入・販売を始めた。
(化工日7/6)
- 岩崎電気は、電子線照射装置で、従来機の約半分のサイズに小型化した「アイライトビーム」の受注を開始した。年間20台程度の販売を予定している。
(日経産業7/7)
- 東レは、DRAMなどの半導体チップ用コーティング剤の新材料を開発した。光を当てた部分だけが溶解するポジ型の感光方式を採用。
(日経産業7/12)
- 住友大阪セメントは、樹脂用の透明帯電防止塗料を開発した。耐擦傷性を付与するハードコートと帯電防止を、一液塗布の処理で実現する紫外線硬化型塗料。
(化工日7/12)
- 本州化学工業は、半導体フォトレジスト材料の拡充を行う。ArFエキシマレーザーに対応したノルボルネン系材料の試作を開始し、化学増幅型KrFレーザー向けにp-アセトキシスチレンの市場開拓を本格化。
(化工日7/17)
- 開発支援業務のアークは、今年度中に光造形装置をグループ全体で3割程度増やす。現在国内外で38台所有しており、10台前後増設する。
(日経産業7/18)
- アーデルは、可視光で硬化する光学材料用接着剤「オプトクレープ」を開発、販売を開始した。
(化工日7/17)
- エポキシ樹脂、副資材メーカーと主要製品一覧表。
(化工日7/27)
UV/EB関連情報(6月度’00)
- エルナーは、多層基板の生産を拡大する。携帯電話などデジタル基板の生産能力を2001年中を目標に現在の6倍の月産34万平方メートルに引き上げる。
(日経産業6/1)
- ふっ素化合物メーカーのステラケミファは、今夏から、光重合開始剤の原材料である重合に必要な酸を発生させるふっ素化合物を量産する。
(日経産業6/5)
- 日本製紙は、従来製品より耐久性を約5倍高めた、フォトマスク用表面保護剤を開発、今夏から販売を始める。新製品はアクリル系の紫外線硬化樹脂を塗布した樹脂フィルム。
(日経産業6/7)
- 日本ペイントは、露光量や露光時間が従来の半分となるうえ、超微細線幅にも対応した新しい感光性樹脂を開発した。
(化工日6/8)
- T&K東華は、中国と韓国でインキ製造業を拡大する。需要が急増しているUVインキについて、現地法人で今年中にも製造を始める。
(化工日6/8)
- 松下電器産業は、プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)の新工場を建設する。2001年6月に稼働予定。総投資額は、300億円。
(日経産業6/14)
- 三菱ガス化学は、ファインパターンのプリント配線板に向いた新タイプのレジスト剥離液を開発、市場開拓に着手した。
(化工日6/16)
- JSRは、半導体チップの微細加工用次世代ArF(波長193ナノメートル)エキシマレーザー対応フォトレジストの受注体制を整えた。
(化工日6/20)
- 帝人製機は、光造形実部品のセミ量産を狙った新規光造形装置システムを開発、市場投入する。
(化工日6/21)
- 情報産業専門調査会社のIDCジャパンによると、1999年における世界のディスプレー市場規模は6兆1500億円で前年比15.2%増、今後の年間平均成長率は8.7%の見込み。
(化工日6/23)
- 東芝とダイセル化学工業は、高集積半導体の生産に利用する感度が従来より5倍以上高い新しいフォトレジストを開発した。
(日経産業6/27)
- 東亜合成は、台湾の大手UV樹脂メーカーとUV硬化樹脂などの原料となるアクリル系特殊モノマー、オリゴマーの生産会社を共同出資で設立する。
(化工日6/28)
- 電線メーカーが一斉に光ファイバーの増産に踏み切る。古河電気工業が現行の2倍、フジクラも35%高める。北米市場中心に需要が拡大している。
(日刊工業6/28)
- 武蔵塗料は、香川ケミカルと共同で、高硬度・耐摩耗性に優れるUV硬化型のアクリルポリマーを開発した。携帯電話用トップコート塗料として販売する。
(化工日6/29)
- 東京工業大学の宗片比呂夫教授と神奈川科学技術アカデミー(KAST)はレーザー光を照射して磁気の強さを変えることができる新素材(薄膜状の多結晶)を開発した。
(日経産業6/29)
UV/EB関連情報(5月度’00)
- 早稲田大学の大泊教授らは、独自のシングルイオン注入(SII)法で、半導体の微細化に従って顕著になる不純物ゆらぎを初めて低減することに成功した。
(日刊工業5/1)
- 東京応化工業は、半導体実装の新技術「チップ・サイズ・パッケージ」(CSP)用のフォトレジストを約5割増産する。
(日経産業5/2)
- 三洋電機とコダックは、世界最大となる5.5インチサイズのアクティブマトリックス型フルカラー有機ELディスプレーの共同開発に成功した。
(化工日5/11)
- UV・EBキュアリング光重合開始剤の新しい展開/三重大学富岡教授
(化工日5/12)
- システム開発ベンチャーのベストシステムは、パソコン上で化学実験を模擬できるソフトを開発した。新素材や薬品の開発効率を高めるのに役立つ。
(日経産業5/12)
- 大阪大学の増原教授らは、高強度フェムト秒レーザーによる有機材料の新しいレーザーエッチング現象を世界で初めて見いだした。
(化工日5/15)
- 工業技術院は、紫外線硬化樹脂インクを使用し、紙、金属板などに凸加工印刷する技術について、標準情報(TR)をまとめた。点字の高さを0.3ミリ以上にすることなどを定めた。2001年度中にJIS規格として制定する方針。
(日刊工業5/17)
- 阿南電機は、英ファイバーテック社製品である紫外線で硬化する修繕用のシート状FRPを輸入、販売する。
(化工日5/17)
- コマツとウシオ電機は、半導体露光装置(ステッパー)用次世代光源としてのエキシマレーザーの研究開発、製造、販売、サービスなどの事業全般を行う合弁会社を設立する。
(日刊工業5/18)
- 三菱重工業は、世界で初めてCバンド(5712メガヘルツ)電子加速管の長さを大型機の四分の一に、重量を二十分の一へと大幅にコンパクト・軽量化し、最大加速エネルギー(透過能力)は10MeVと大型機と同性能である電子線照射システムを開発した。
(日刊工業5/19)
- 帝人製機は、三菱レイヨンと共同で、金型や部品の試作などに使う光造形システム用樹脂を開発、受注を始めた。靭性が高いのが特徴。
(日経産業5/29)
UV/EB関連情報(4月度’00)
- 西井塗料産業は、仙台計装工業と共同でUV塗料廃水処理システムを開発、販売を開始した。複数の塗装ブースを同時に処理できるのが特徴。
(日刊工業4/6)
- 大阪大学の佐々木教授らは、レーザー損傷に強く、高出力紫外光を発生できるセシウム・リチウム・ホウ素酸化物(CLBO)波長変換結晶を開発した。エキシマレーザーに代わるものとして期待される。
(日刊工業4/7)
- タムラ化研は、ハロゲンフリータイプタイプの写真現像型ソルダーレジストインクを開発した。課題であった光化学反応性の変化を抑制、従来の含ハロゲンタイプと同等の緑色物性や吸収スペクトル性を確保した。
(化工日4/11)
- 島津製作所は、米国の精密機械ベンチャーFAS社と提携、材料の使用量が従来方式の十分の一で済む薄膜塗布装置を国内で販売する。
(日経産業4/13)
- 東京電力は、今年度から2004年度までの5年間で、新たに約4万kmの光ファイバー網を敷設する。
(日刊工業4/26)
- 東京大学の谷教授らは、ノリタケカンパニーリミテッドと共同で、紫外線硬化樹脂を結合材に用いたダイシングブレードを開発した。
(日刊工業4/26)
- シャープは、三重第二工場に700億円を投じて第二生産ラインを新設、2001年4月に稼働させる。第一ラインと合わせると20インチパネル換算で月間36万枚となり、世界最大級の生産能力となる。
(日経産業4/28)
UV/EB関連情報(3月度’00)
- ディーメックは、ソニーマックスが開発した高出力半導体励起固体レーザーを国内で初めて搭載し、高速造型と使い勝手の大幅な向上を実現した次世代高速光造型装置、ソリッドクリエーションシステム「SCS‐8000」の販売を開始した。
(化工日3/7)
- チバ・スペシャルティ・ケミカルズは、光重合開始剤大手の伊プロキミカの買収を完了した。
(化工日3/21)
- 最新コンピュータケミストリーシステム一覧
(化工日3/23・24)
- 米ルーセント・テクノロジーズのベル研究所は、300kmの光ファイバーを使って毎秒3.28テラ(テラは1兆)ビットのデータを光伝送することに成功した。
(日経産業3/24)
- 通産省は、新千年紀の産業創造に向けたミレニアム・プロジェクト「クラスターイオンビーム」の開発メンバーを公募する。クラスターイオンビームの原理は、京大工学部山田教授が10年以上前に見いだした。
(日経産業3/24)
- 九州大学の又賀教授らは、有機エレクトロルミネッセンス(EL)で、世界初の白色発光を確認することに成功した。オール有機化合物で実現した。
(化工日3/27)
- ユーアイヅが光重合漆塗料を本格事業化する。高級感ある風合いをそのままに、硬度は漆以上の5H(鉛筆硬度)を実現した。
(化工日3/27)
UV/EB関連情報(2月度’00)
- 運輸省船舶技術研究所は、中性子やガンマ線などの放射線を通しにくい新材料(鉛とホウ素と紫外線硬化樹脂からなる)を開発した。しゃへい効果はコンクリートの約2倍。
(日経産業2/1)
- 東北大反応化学研究室の戒能教授は、世界で初めて有機イオン性結晶の4‐ジメチルアミノ‐N‐メチルスチルパゾリウム‐トシレート(DAST)を用いた光導波路を形成することに成功した。
(化工日2/7)
- 東京農工大の宮田教授とトリケミカル研究所は、紫外線を照射すると屈折率が変動する高分子材料(ニトロン系高分子)を用いた光ファイバーの開発にめどをつけた。
(日刊工業2/10)
- 産業用試作品最大手のアークは、最新のモデル造形技術である光造形システムを大幅に増設する(国内工場の6システムを12システムに倍増)。
(日刊工業2/18)
- 昭和電工は、光機能材料の本格事業化に乗り出した。フレキシブルプリント配線板(FPC)などのレジストインク向けに光重合開始剤を実用化、商業生産を始めたほか、光熱変換方式CTP(コンピューターツープレート)刷版などを狙いとした色素を開発した。
(化工日2/18)
- 半導体用フォトレジスト最大手の東京応化工業は、エキシマレーザー対応製品の開発を強化する。R & D要員をエキシマ強化のため20‐30%増員する(現在200人弱)。
(日刊工業2/23)
- 東洋工業塗料は、電子材料向けクリヤーコーティング製品(UV & EB)の開発に本格着手する。
(化工日2/24)
UV/EB関連情報(1月度’00)
- TDKは、2月からマルチカラーの有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレーを車載オーディオ向けに出荷する。白色発光面にカラーフィルターを装着してマルチカラー化するもの。
(日刊工業1/14)
- NECは、半導体のフリップチップ接続に使える十分な強度を有する感光性と熱硬化性を同時に発現する感光性接着樹脂の開発を進めている
(化工日1/17)
- リンクシードシステムは、ハロゲン系の光源を使った低価格の光造形装置を開発、販売を開始した。価格は450万円。処理可能寸法は長さ100ミリ、幅75ミリ、高さ200ミリ。
(日刊工業1/24)
- JSRは、2001年度までにフォトレジストの世界シェアを現在の約2倍の30%以上に引き上げる計画である。JSRは、g線、i線、エキシマレーザ対応レジストの全てを手がけている。99年のフォトレジスト総需要量は全世界で約170万ガロンと見積もられている。
(日刊工業1/26)